居酒屋は不調。客はどこにいったのか?

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本家サイトの【外食産業売上月次レポート】でも触れている通り、ここしばらくの間、居酒屋チェーン店の売り上げがごっつ悪い。詳しくは機会があれば精査するけど、どうも震災以降に消費性向が大きく変化した中で、おいてかれた感は否めない。で、そのような居酒屋の不振が改めて語られていたということで、その客はどこにいったのかというやりとり。


元々コンビニはたばこや雑誌の販売減退が目に見えていたので、次なる基幹商品を求めて色々と試行錯誤していたこともあり、プライベートブランドやらフライヤーのアイテム拡充を行っていたのが幸いしたのか、居酒屋利用層を取り込むことに成功した。あるいは多分にそのあたりに気が付いて、より注力した可能性もある。実際、冷凍食品などのプライベートブランドや、フライヤーでのやきとりの充実感は御承知の通り。その他のフライは旨いし、価格もお手頃、ラインアップも充実し、スイーツなどもガッツリゲットできる。

さらにいえば、外で飲むと飲み終えた後に家に戻るのが面倒くさい(笑)。でも家のみなら飲み終えたらもうそこは家(当然)。帰路の行程など必要なし。そして家のみなら家族団らんの時間も増やせる。外で飲んで家族にぶーたれた顔をされる心配もない。この辺りは震災後の心境変化の要素が大きいのだけど。ファミレスが流行っているのもその要素が大きいかな。

居酒屋に関しては現状では悪循環が続いているので、何か起死回生の手立てを打たないと、低迷、失速は続く。同じようにあえいでいるハンバーガー系ファストフードと並び、大胆な改革......というより時代に合わせた進化が求められているんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月16日 06:30に書いた記事です。

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