「9.11.」と色々な反応でその実情が露呈された朝日新聞の「吉田調書」問題

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先日の【朝日新聞にとって政権批判は「核心的利益」ではないのか...「吉田調書」に絡んだ朝日新聞の動向...マスター資料と手元の資料と】でも指摘したのだけど、朝日新聞による「吉田調書」の誤報......というか事実上の捏造報道に関する謝罪と削除会見に関して、朝日新聞関係者から相次いで魂のほとばしり的なつぶやきが挙げられている。意見は多種多様で、先日の池上氏の記事掲載拒否騒動の時と似たように、人それぞれという感はあるのだけど、中にはこのような発言をされる方も少なくない。先の記事で挙げた編集委員・政治担当の方もいい例ではある。


この類の意見が出るのは当然至極で、むしろこういった反応こそが普通の感性に他ならない。「問題の本質を分かっていない」という別の本質がぼろぼろ露呈されている感じなんだな、これが。選民意識というか、自分達はむしろ被害者で、高貴な悲劇の主人公で、必ず報われねばならない正義の人たちなんだ、みたいな。遅刻して怒られても「何で怒られるんだろう、僕は悪くないのに」とふてくされる子供のような。

これらの関係者の主張を見るに及び、既視感があると思ったら、先日のすき家における労働環境問題で、第三者委員会が提示した調査結果と提言に対する、経営陣の反応がほぼ合致するんだ。「ヒストリエ」の名言「文化が違う」のような、本当の意味での確信犯的な考え方というか。

そして同時に、自分達の発言がたとえプロフィールで「一個人の云々」としていても、常日頃はその立ち位置で発言している以上、社の代弁と見られても仕方がないことを忘れている。


まあ、色々な実情が暴露されたという点では、「吉田証言」の問題が公知された「8.5.」よりも、今回の「9.11.」の方がより事案としては大きなものであるし(現時点では)、また日付の問題でも例のアメリカでの同時多発的云々と同じ日であったこともあり、覚えられやすい。


なんて冗談を語ったら、すでに複数いるという答えをいただいて、腰が抜ける。

9月11日の記者会見後の朝日新聞社の記者や関係者のツイートなども、統計が取られるのかもしれないな。ある意味、池上氏の問題直後の動向よりも、明らかな動きが確認できるのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月13日 08:00に書いた記事です。

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