コミケの流れを変えるかもしれない小林幸子嬢の今回の参加

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今回のコミケ86で小林幸子嬢が参加したことに関して、その対応ぶりと一部連動する部分があるんだけど、個人的に注目したいポイントのもう一つがこの点。今後コミケに関して色々と生じ得る問題について、ガッツリと、良い意味でフォーマットを作ってしまったということ。果たしてここまで意図していたか否かは別として。

この類の話ってのはホントどのような業界、市場にでもあることで、先陣を切った大手が行った手法が、続く流れのルール、暗黙の了解みたいになってしまうところがある。何しろ「あの大手がこれだったんだから、うちもこれでいいんでしょ?」という免罪符的なものになるから。例えとしては......うーん、ネット界隈での情報漏洩などの不祥事発覚の際に、関係者に「一律500円分の該当企業におけるサービス券(しかも期限付き)」ってのがあるよね? あれも某大手が最初にやってしまったので後に次々と追随してしまった(もちろん内容によっては別件の判例などを元にする場合もあるし、個々の事案によって上乗せされることもあるけど)。

今回、ラスボス、もとい大御所ともいえる小林幸子嬢がこのような様式でコミケに参加して、しかも大成功をおさめたことで、仮に今後多方面から芸能界周りが参戦することになっても、同じような様式での参加が半ば義務付けられることになる。そりゃ、特別枠を求める筋も出てくるかもしれないけど、「あの小林幸子嬢ですら一般参加だったのに!?」という非難を浴びるリスクを考えれば、それは事実上不可能。これは素晴らしい。

似たような指摘をする人は結構いるので、今件の話は共通認識と見ていいんだろうな(見方を変えると、「プロの一般参加を認めてしまった」ということにもなるんだけど、それはそれで「プロでもアマでも一般は一般やがな」という切り口もできる)。


また、こんな話もちらほらと。


コミケの紙袋といえば、先日のアレがナニなものもあるけど、問題視されている袋を作っている企業もサークルも、願わくば今件を機会に配慮を願いたいものだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月18日 06:19に書いた記事です。

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