LINEの乗っ取り・プリペ購入詐欺はどうして中国語のみなんだろう

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当方はLINEのアカウントを持っていないしスマホも所有していないので(iPod Touchはある)実際に遭遇したことはないのだけど、最近よく見聞きするようになったLINEのアカウント乗っ取り・プリペイドカード購入誘導の詐欺事件。会話が進んできた時の話が自分の知っている限りではすべて中国語で、英語やスペイン語、タイ語、ポルトガル語、ロシア語などは観たことが無い。探せばあるのかもしれないけど、少なくとも当方はまだ未見。


あくまでも確率論的に少々おかしなレベルでの発生事象ではあるなぁ、というのが素直な感想。

またこのやりとりをした後に思い当たる、というか推測できたパターンとしては、いわゆる情報商材系のツールが出回っているという可能性がある。一連の詐称が出来るアプリなどが中国語圏を中心に出回っている(該当アプリが中国語で作られている可能性もあるやね)。話の取り掛かり部分は基本フォーマットとして例文が用意され、それを選択できる。アプリの利用者は自分で言葉を入力することも可能。そしてアプリの製作側は取得(盗取?)したLINEアカウントデータを「追加用ログインデータ」として販売すれば、データを盗取する限り、永久に儲けられる。しかも実際にログインして相手とやりとりする手間やIPなどをたどられてしまうリスクは無くて済む。

これなら「複数個所でログインされているらしい」「実行しているのは複数グループらしい」「対応パターンが複数ある」というのも説明はできるんだよね。何より最初のやりとりの定型文周りが、日本の情報商材を使ったスパムメールのそれに、非常に雰囲気が似通っている。

まぁいずれにせよ、LINE側は「マジで」この対応に本腰を入れて歯止めをかけないと色々とマズイような気はする。

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このページは、不破雷蔵が2014年8月11日 06:58に書いた記事です。

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