国内トレーディングカードゲームの販売数が上向きになったという話

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【9ヶ月ぶりに国内トレーディングカードゲーム販売数が前年を上回る 「遊戯王シリーズ」の好調が回復基調の主因】

↑ トレーディングカード
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株式会社メディアクリエイトは運営するwebサービス『TAND』(タンド)の中で、TCGの2014年5月の総販売数が40,220,869個で、前年同月比103.7%になったと報じた。2013年8月以来、9ヶ月ぶりに前年を上回ったことになり、これを契機として市況が回復基調に向かうとの見解を示した。

今回の前年比増をもたらした要因は、主要シリーズである「遊戯王OCG」の復調にある。同シリーズは2013年6月以来約1年ぶりに前年実績を上回る結果を示した(金額ベースで前年比110.8%)。

...ということで過去分も含めデータの詳細は有料会員にならないと確認できないし、1年間の期間限定で無料チェックはできるとの話だけどどの道そのデータを使った精査記事は展開できないのだろうから、あくまでもリリース上の情報のみで、ということでの話。トレーディングカード市場でこれまで軟調な推移を示してきたという話自身がちょいと驚き。コンビニには専用のコーナーが設けられて、いつみても新作のカードがずらりと並んでいるし、子供達がサーチングをするらしく「サーチしたらダメ。やったらそれ全部買取だよ」という注意書きがあるほどなので、盛況バリバリかと思っていたんだけどねえ。本屋のトレカ利用のゲーム筐体も、いつみても子供が遊んでいたし。

で、リリースに寄れば今年5月分の販売数、もとい「総販売数が40,220,869個」となり、前年同月比でプラスに転じたとのこと。そしてその主要因は「遊戯王OCG」が去年比で1割増しほどの売上を上げたのが原因とのこと......なんだけど。先日伝えた【「妖怪ウォッチ」のトレカが1か月で2000万枚も売れたという話】ってどういう扱いになってるんだろうね。これって発売開始が5月2日で、それから約1か月で2000万枚突破とあるから、ほぼ期間がかぶるんだけど。総販売数を見ても、相当影響あるように思えるんだけどな。

トレーディングカードってのは、昔の「めんこ」や「ビー玉」「ベーゴマ」、さらには「スーパーカー消しゴム」みたいなもの。それ自身のコレクション性に加えて、他人とのバトルのためのツールでもある(ゲームにデータを利用できるものとなると、またちょっと変わってくるけどね)。今後も色々と切り口を変えて、多種多様なトレカが登場することになるんだろうな。

とまれここしばらくは「妖怪ウォッチ」のトレーディングカードが、トレカ市場全体にどのような影響を及ぼすことになるのか、ちょいと注目したいところではある。何しろブームを引っ張る「妖怪ウォッチ2」の予約の話が大手コンビニでも専用の登り付きで大々的に喧伝される状況だからねえ。

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このページは、不破雷蔵が2014年6月19日 06:21に書いた記事です。

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