男性成人向け雑誌のコンビニや書店販売に関する一提案

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昨日つらつらとしたお話の中で当方がちょいと提示した、いわゆる本屋やコンビニにおける「ゾーニング」に絡んだお話。書店やコンビニで主に男性向け成人雑誌(個人的には女性向けのそれ系雑誌も含めるべきだと思う)がずらりと並ぶ状況に、多方面から賛否両論が上がっている件で、さまざまな方面の損得を勘定に入れて、もっともダメージが少なくなるだろうと踏んだのがこの方法。

今一番問題なのは、それ系の雑誌だと一目でわかる、表紙レベルでも成人向け的なビジュアルの雑誌が、不特定多数が目に留め手に取れる状況にあるということ。専門店的な書店、いわゆるビデオショップ的なところならばちゃんとエリア区分をして、ここから先は18禁系商品ですよー、と明確化し、見たくない人、見ちゃいけない人は視界そのもの収まらないし足を踏み入れなくて済むようになっている。けど、現在の書店の多くやコンビニは、そこまで手が回らない。リソースの問題があるんだろうね。4年ほど前に【コンビニのゾーニング】でレポートしたけど、コンビニに関してはこの時点とまったく変化は無い。

で、上に挙げた妥協線的な施策ならば、「子供がこっそりと中身を見ることは無い(シールがしてある)」「パッと見で普通の買物をしている時に、それ系のビジュアルで不快に思う機会も無くなる(雑誌タイトルだけは仕方ないかな)」「購入希望者は引き続きコンビニや書店で購入できる」「書店やコンビニは筐体の変更、追加などをする必要は無い」ということになる。まぁ、雑誌の立ち読み効果とか、表紙買い効果は無くなるし、コンビニや書店の店員側が不快に思う云々ってのは避けられないけど(商品を販売している以上、それは妥協しないと)。

で。

ここまで書き直して気が付いたんだけど。だったらプリペイドカードやビデオショップのビデオ販売のように、雑誌コーナーに配置するこれ系の雑誌って、雑誌そのものじゃなくてカードや「ガワ」だけで良くない? とか思うようになった。あるいは表紙はシンプルにタイトルのみ+QRコードとしておいて、それを店で並んでいる状態において取り込むと、雑誌の概要が分かる仕組みにするとかね。子供も見るかもしれないけど、それは携帯の認証やらフィルタリング機能でクリアできそうな気がする。

このあたりも合わせ、まだまだ考える余地はありそうだ。詳しいデータは無いので確証は持てないけど、コンビニ経由のこれ系の雑誌の販売実績そのものは減少しているという話もある(少なくとも雑誌全体は減っている)。色々と工夫して生き残りを模索しないと、変につっぱったり「暗黙の了解」のすき間を潜り抜けているばかりでは、後々ざっくりと締められる気がするのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2014年6月16日 07:14に書いた記事です。

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