中国の南シナ海での策謀、ベトナム漁船に突っ込み撃沈させた中国船の様子をベトナム側が公開

| コメント(0)

【ベトナム漁船沈没の動画公開 中国船が体当たりする映像】


本性が出ただけなのか、内省的な不満をそらすために対外的に強い様相を示す必要があるのか、軍事的な自信がその行動に走らせているだけなのか、そこまでしないと需要に追い付けないコントロール不可能な経済状態にあるのか、あるいは現政府とは相違える派閥による嫌がらせ的意味合いもあるのか、恐らくは複数の要因から成るものなのだろうけど、中国の強圧的な対外政策がここ数年特に目立つ。南シナ海における策謀......というよりはすでに実力行使もその一つで、とりわけ昨今ではベトナムとの衝突が目立つ。

ヨーロッパでのウクライナ情勢で欧米が下手を打った、というと語弊があるけど、対外的な施策の面でのスキル不足と現行における及び腰を見た中国が、さらに強気に出るチャンスと見た部分もあるんだろうけど。

今件も含めてなんだけど、昨今では現場の状況を双方とも詳細な記録として残して、それを即時に公開できるという点で、過去の外交情報戦とは様相を違えている感はある。もちろん映像も編集なり加工なり捏造される可能性はゼロではないけど、今件のような映像がオープンにされることで、状況を多くの人が見聞きし、判断を下せるようになった。そのことで、「強引に押し通せば何とかなる」的な手法は通用しなくなりつつある。下手に通すと、先の天安門事件のように、「国内では何とか情報統制をして『なかったこと』になってるっぽいけど、国外では常識」的なことが繰り返され、ますます孤立していくことになる。

今件動画も、引用記事にあるような情景をほぼそのまま裏付ける証拠となっており、中国サイドにとっては非常にバツの悪い、都合のよくない内容が世界に公開された形となった。コメント欄には必死に反論する中国サイドの言及が目立つ。逆にそれが浮いてしまって、ますます孤立させる結果になっているんだけどね。

「子供に自動小銃持たせたような」とはよくぞ言ったものだ......と。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年6月 7日 06:40に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「コーンスナック マウンテンデュー味(フリトレー)試食」です。

次の記事は「ちくわのヤマサが発売する「ちくわえんぴつ」とはナニモノなんだろう」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30