イオンのスーパー事業再編というお話

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【「首都圏におけるスーパーマーケット連合」の創設に関する合意(基本合意書締結)について】
【イオンのスーパー3社再編 20年メド売上高1兆円 】


はじめリリースを読んでも「何が起きたんだ?」的な印象しかなかったんだけど、要はイオンを中心としたスーパーマーケット連合を作るための下ごしらえ的な動きがあったということ。クルエツやカスミ、マックスバリュ関東っていえばそれなりに知名度の高いスーパーだけど、それらはすべてイオンの資本が入っているってことで、全部まとめて持ち株会社化して傘下に収めてしまおうというもの。で、その持株会社にはイオンが過半数の株式を保有し、残りは丸紅が出資する。

統合しても店舗名はそのままだけど、プライベートブランドはイオンのトップバリュがメインに展開されるという話。これが吉報となる人と凶報となる人、それぞれ結構出てくることになるんだろうな。

食品スーパーはデパート系と比べればそれなりに堅調だけど、それゆえにコンビニ陣の進出も激しいので(ローソンマートが良い例だな)、危機感を覚えていたんだと思う。で、連合を組んでコストを削減すると共に、ネームバリューを高めよう、と。、「スーパーマーケットの新しいモデルを作り、主導権をとりたい」というコメントがあったようだけど、果たしてどのようなモデルを考えているのかな。「質と規模の両面で首都圏ナンバーワン」ねぇ。。。規模は融合化することで容易かもしれないけど、質は狙ってもたやすくできるものじゃないからね。

まぁこれで、競合他社も色々と動いてくるだろうから、むしろそちらの方が気になるところではある。

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このページは、不破雷蔵が2014年5月20日 07:07に書いた記事です。

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