サントリー、40億円を漁業復興や子供支援へ提供

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【東日本大震災復興に向けた支援について】



サントリーホールディングスは、東日本大震災の被災地復興のため、義捐金として、清涼飲料・ビール類※1の缶製品の売上1本につき1円を積み立て合計約40億円※2の拠出を決定しておりますが、このたび、義捐金の使途について概要が決定しましたので、お知らせします。

今回の概要は、被災地の将来にわたる復興・再生のためには「長期的な視野に立った産業復興」および「未来を担う子どもたちの支援」が不可欠であるという認識のもと検討、決定したものです。産業復興については、震災・津波により特に甚大な被害を受けた沿岸エリアの基幹産業である漁業に対する支援を行います。また子どもたちの支援については、地元産業を支える人材育成および子どもたちの健全な成長に資する活動を中心に実施していきます。

※1 ビール・発泡酒・新ジャンル ※2 2010年販売実績に基づく当社試算

1.漁業復興のための漁船取得支援(計20億円)
岩手県・宮城県では、地元漁業の中心となる小規模漁業が特に甚大な被害を受けています。当社は地域に密着した産業の早期復興にお役立ていただきたいとの思いから、漁船(共同利用船)の取得に際し、漁業者の負担を軽減すべく両県に10億円ずつ計20億円の支援を行います。

2.未来を担う子どもたちの支援(約17億円)
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと共同で、奨学金プログラムや子どもの遊ぶ機会・場所の提供などを行う「サントリー 東北子ども応援プロジェクト」を実施します。また、「桃・柿育英会 東日本大震災遺児育英資金」を通じた震災遺児学資支援を行います。

〈サントリー 東北子ども応援プロジェクト〉
(1) 奨学金プログラム(約6億円)
未来の漁業の担い手の支援として、青森、岩手、宮城、福島県の水産高校および水産学科の被災生徒を対象に奨学金の給付を行います。年間合計500名に対して一人当たり最大36万円の返還義務のない奨学金を給付します。この奨学金プログラムは、2014年までの3年間継続して行う予定です。

(2) 子どもの遊ぶ機会・場所の提供(約9億円)
被災地の子どもたちの健全な成長のためには、子どもらしくのびのびと遊ぶこことができる場所の確保が重要です。特に福島県の一部の地域では、放射能の影響により、遊ぶ場所が限られている状況にあります。このため福島県を中心に、子どもたちが遊ぶ機会や場所を提供します。

3. 文化・芸術・スポーツを通じた支援(約3億円)
公益財団法人サントリー文化財団・サントリー芸術財団、サントリーホールなどによる文化・芸術を通じた支援、サントリーバレーボール部、ラグビー部によるスポーツを通じた支援を行います。

なお、当社は、震災直後の緊急支援として、3月には義捐金3億円の拠出および救援物資(「サントリー天然水」550mlペットボトル計100万本)の提供を行っています。


分かっているところは表舞台に立って大騒ぎしながら政治家をヨイショするような、妙なパフォーマンスをすることもなく、地道に、でも確実に効果的な手を差し伸べている。これも一例で、完全な復興には(一社の力だけでは)程遠いけど、色々と状況を見定めた上で、適切な手の打ち方に見える。

こういうところにも、企業そのものの社会貢献姿勢とかが見えてくるよね。

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このページは、不破雷蔵が2011年6月16日 07:55に書いた記事です。

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