メディアでフェイスシールドを使うな

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当方も当初はマスクが無くてもフェイスシールドでええやんとは思っていたのだけど、実のところフェイスシールドは飛沫対策としてはほとんど役に立たない、せいぜいお気持ち程度の効用しかないと分かり、というか証明されてしまい、手元のそれっぽいサンバイザーとかどうしようかなという残念感を覚えていたりするも、それが事実であるのなら仕方ないよなと考える今日この頃。

しかしながら現実問題としてメディア上にはフェイスシールドを使う人が山ほど出てくる。そりゃ色々と理由はあるんだろう。マスクだと表情が見え難いからリアクションが分かりにくい、個人の判断が付きにくい、息苦しい、さらには失礼だと思っている人もいる。フェイスシールドなら息苦しくもないし、表情も分かるし、何だかかっこよさげにも見える。

けれど飛沫対策には実質的に何の効果もないのなら、止めるべきではないのだろうか。メディアでその姿が映し出され続けると、それでいいのか、問題ないのかと誤認してしまう人が必ず出てくる、いや沢山出てくる。

フェイスシールドは意味がないとかメディアで言い出してマスク装着を奨励すると、すでにフェイスシールドを沢山作っている業者からは怒られるかもしれない。次亜塩素酸水溶液の空中噴霧問題と同じ。しかしながら業者の都合で多くの人に害が生じるというのは、まさに企業公害問題と同じだよね、と断じざるを得ない。

まぁ、首からぶら下げるタイプの「空間消毒札」同様に、フェイスシールドのみで飛沫対策をしている人は、いわゆる情弱な人と思われても仕方がないのかな、というのが結論ではある。いや、それで済ませちゃいけないのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2020年11月16日 07:39に書いた記事です。

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