衝動買いと定期支払と

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絵描きなどの創作者を支援する仕組みが色々と用意される昨今では、こんな感じの話もよく出てくる。指摘されているような「中途までをツイッターやpixivで公開し、続きは支援サイトで(課金して)」というパターンが増えてきたのは確かだし、それって結局は一般雑誌におけるお試し版と実本との関係と同じだよねとか思ってみたり。

性癖云々はともかくとして、同人誌(の購入)ってのは作り手側への支援の一環になるという点では間違いない。商業作家の単行本購入も同じようなものだけど、より直接的な支援という感はある。即売会・頒布会でのやりとりなら、当人を知ることもできる。握手会というかサイン会みたいなものだ。金銭のやり取り度合いも違ってくるし。

有料支援サイトはそれをより積極的に、ダイレクトに行うもので、いわばスポンサーとか支度金とか昔のパトロン的なもの。定期的な支援を行うので、飯の種にしてほしいという感じ。お金が支える創作活動。

ただ同人誌の場合は多分に衝動買いで支払いをしたり、一度支払ったらそこでオシマイ。他方支援サイトは多分に定期支払になるので、受け取る側は有り難いけど、提供する側は時間経過とともに衝動が醒めたり考え方が変わってきたりもする。定期購読契約してきた雑誌、好きな連載が終わったのでもう買わなくてもいいんじゃないかなとか、読み放題のサービス使ってきたけど好きな雑誌が収録されなくなったのでアクセスもしなくなったし意味があるのかな、という感じ。

要は費用対効果の観点で、同人誌ならば瞬時の衝動が効果の底上げをしてくれるけど、支援サイトなどの定期支払の場合はその衝動が醒めることが多々ある、さらには効用そのものが薄れてしまうこともあるというわけだ。

だからこそ、支援サイトを運用する側はファンの心を留めおくために四苦八苦する必要があるのだけど......ってそういう方向性で創作し始めると、少なからずの場合において迷走してしまうような気もする。

ただ一方で、定期支払の契約をすると、解約が面倒くさくなってそのまま放置することが多いってのも否めない。当方も長年契約したまま放置していたニフティの解約をするまで、随分と時間がかかったし、ね(手続きが面倒なのと少額なので後回しになっていた)。

一番いいのは、同人誌購入のような衝動を定期的に起こさせる仕組みかな、と。定期刊行とかね......ってそれって商業誌とどこが違うのだろうかとか、キンドルで定期発行すればいいのでは、とか思ったりもする。

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このページは、不破雷蔵が2020年11月13日 08:00に書いた記事です。

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