作家でなくても「若くなければ、未熟でなければできない領域が確実に存在する」

| コメント(0)


元ツイートでは作家のお話になっているけど、これは恐らく作家に限った話ではないし、書き物に限った話でもないだろうな、というもの。年を経て経験を積んで成長すると、なぜか逆に出来なくなること、書けなくなることが生じてくるというもの。

老化によってとかではなく、これは多分経験をして学んで成長したがためではないかな、というのが個人的な感想。つまり賢くなればなるほど、その知識情報にとらわれて、行動が束縛されてしまうため。徹夜を続けたりエナジードリンクの飲みすぎは体を壊すとか、熱っぽいのに無理していると風邪が悪化してしまうとか。人はそういう経験をして学び、謙虚に、賢くなっていくのだけど、その賢さが行動を束縛してしまう。

賢さ、経験の上で除外された選択肢の中に、実は素晴らしい結果が生じたかもしれないのにもかかわらず。

確からしさ、安全性のためには知識や経験は不可欠で、それがあるからこそ人は成長を求めるのだけど、そればかりだとこじんまりとまとまってしまい、面白みのないものになりかねないということなのだろう。ある意味「童心に帰って」とは、この類の話に通じるものがあるのだろうな。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2020年11月 1日 07:26に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「幸楽苑がアマゾンに出店」です。

次の記事は「変わる写真の意味」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30