西武HDが大赤字の巻

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西武ホールディングス(HD)は24日、2021年3月期連結決算の最終利益が630億円の赤字(前期は46億円の黒字)になる見通しだと発表した。実際に最終赤字となれば、経営再建中だった09年3月期以来12年ぶりとなる。赤字額も06年の西武HD発足以来、過去最大となる。

赤字になったから「経費削減のため、終電繰り上げなど鉄道のダイヤ見直しや、バスの運休や減便などを今後検討する」というのはどうかと思うのだけど、それはさておくとして。今回の赤字は西武の放漫経営とか自業自得な所業のせいでは決してなく、ひとえに新型コロナウイルスによるもの。利用客が激減しているのだから売上は思いっきり減るし、だからといって例えば一部路線を止めてしまうとかいうのはお話にならない。

で、この類の赤字話は、恐らく他の鉄道会社はもちろん、交通系の企業すべてに生じ得る話で、同レベルのダイナミックな赤字になることだろう。いや、近場同士を結ぶ交通機関ならさほど落ちてはいないかもしれないけど。各種統計でも利用客が半減とか7割減とかいう話が数か月連続しているのを見るに、こうなるのは日の目を見るより明らか。

恐らくは新型コロナウイルスの治療薬なりワクチンが開発されて普及し始め、流行に対して一定の安全宣言が出されるまで、この類の話は継続する。新型インフルエンザの時には1年強かかっているので、それと同じだと仮定した場合、大体来年春ぐらいはこんな感じだとみていいだろう。

さらに一部で指摘されているように、新型コロナウイルス対策で生じた生活様式の変化は、少なからずが終息後も継続されるはず。元々将来そうなるかもしれない、そうなるだろうというパターンが前倒しで行われたまでのものだから。リモートワークとかがよい例。そうなると、交通機関の利用状況も少なからぬ変化が生じるに違いない。

ある意味、産業革命的な動きが今回の新型コロナウイルスで起きるかもしれないな、と今回のニュースで思った次第ではある。

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このページは、不破雷蔵が2020年9月26日 07:33に書いた記事です。

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