GDP速報値の話

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新形コロナの影響で多分にGDPが落ちた件。人と言う経済上の血液に当たる部分の存在が動きを封じられてしまっているのだから、落ちるのは当然で、むしろこの程度で済んだのが奇跡では、という感すら覚えたりする。

疫病だから仕方ないっていえばそれまでなんだけど。インバウンドや海外での購入はともかくとして、国内でのサービス系への支出が大きく減ってしまったのは大ダメージ。あとはサービスなどの輸出。これは海外もお手上げ状態になってしまっているのだから、日本がじたばたしたところでどうしようもない。


10年ちょっと前の新型インフルエンザと比較しても、タミフルのような既存の薬品に対抗薬的なものがあるわけじゃないし、死者の数もけた違いに多いという悪質性が強いのが新型コロナウイルス。それだけやっかいな話には違いない。

感染症は結局のところ解決するまでは、ソーシャルディスタンスの関係で人が入る商売は客入りが満席でも半減してしまうし、手の打ちようがない。根本的なビジネススタイルの変化が必要。「宇宙家族ノベヤマ」「星を継ぐもの」に出てきたような、個人ベースでのフィールドができれば話は別だけど。

消費税率減税とか特別定額給付金の再交付とかポイント還元制度の再展開とか、効果はいかほどという気はするのだけど、とにかく打てる手は打ちまくるしかないのかな、という気がする。人の動きが抑えられたままでどのように経済を底上げするのか、それとも人の動きを抑えるという行為自身を考え直す必要があるのか...ってそちらはさすがに無理か。


ちなみに諸外国の動向はこんな感じ。制度の違いはあるけれど、随分とよくやった方ではないかなという感はある。でも日本の報道ではあまりこの辺りは伝えないのだよね。不思議不思議。

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このページは、不破雷蔵が2020年8月18日 07:56に書いた記事です。

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