自分のプライベートな情報は安易に伝えない

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佐川急便を名乗り「伝票がぬれて読めない」といって個人情報を聞き出す電話を受けたという体験談が、ツイッターに投稿されています。佐川急便でも、宅配事業者の社名を名乗る不審な電話について注意を呼びかけています。


ツイッターに投稿された内容によると、"080"で始まる電話番号から着信があり、佐川急便だと名乗ったそうです。「伝票がぬれていて見えない」「送り先と差出人が同一」などといって、家族構成を聞き出す内容でした。不審に思った投稿者は、電話を切り、佐川急便の営業所に連絡。かかってきた電話番号は、同社のドライバーのものではありませんでした。


インターネットによる情報の本質の劇的な変化については何度となく解説しているけど、情報の紐付けが容易にできることになったことで、ヒントのパーツの組み合わせで完成図を作り上げる、少なくとも全貌を認識することが可能になった。昔ならそれぞれ単独の情報として「なんだそんなもの」程度の話だったのが、ネットで調べて組み合わせると、あら不思議、そういうことだったのね、というもの。この類の話、本来はその筋の専門家が時間とお金と足をかけてじっくりとやって初めてできるものだったのだけど。

で、そのような情報の本質を悪用する形で、個人情報を盗取しようとする筋がいて、そのような人達は手を変え品を変え何でもやらかすよ、というもの。今回の宅配便の業者のふりをするってのもその一つ。書かれているような個人情報を取得すれば、そのまま犯罪にも利用できるし、他の情報と組み合わせてヤバいものも見出せるし、そういう情報をセットにすれば高値で買い取るところもある。

結局、ツイッターやスパムメールなどでよく見られる釣り系のリンクとかと同じなんだよね、やってることは。

銀行や郵便局の話でよくあるけど「第三者の住所・電話番号や個人情報等を聞くことはない」。これは原則。基本はその部分だけでOK。

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このページは、不破雷蔵が2020年6月27日 07:00に書いた記事です。

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