巣ごもりで袋麺が売れているらしい

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これは「袋麺の復権」が静かに始まっているということなのだろうか――。これまで長く低迷してきたインスタント袋麺がこの3月から急にブレイクしているのだ。全国一斉休校要請や外出自粛の呼びかけによる「巣ごもり消費」の中で、インスタント袋麺がカップ麺をしのぐ勢いで売れた。それはまるで一躍「時の人」になったかのような大ブレイクである。

要は新型コロナウイルス流行の影響で自宅での生活を余儀なくされた状況下において、自炊やら中食・内食が急速に需要を伸ばし、その中でカスタマイズがしやすいことやコスパがよいことなどから袋麺に注目が集まっている、と。というか恐らくこれ、二人以上世帯、それも子供がいる世帯での話がメインだと思うのだよね。ご飯とおかずを一度に食べられて洗いものも少なくて済む丼ものと同じ感覚で袋麺を出している、と。カップ麺と比べたら柔軟性に富んでいるし。

家計調査で二人以上世帯の品目分類にて、カップ麺と即席麺(袋麺全般)の支出金額の前年同月比を計算したところ、


・カップ麺
 2020年1月...384円(+2%)
 2020年2月...439円(+18%)
 2020年3月...535円(+22%)
 2020年4月...473円(+21%)

・即席麺
 2020年1月...157円(-1%)
 2020年2月...188円(+16%)
 2020年3月...248円(+38%)
 2020年4月...225円(+52%)

となり、カップ麺も即席麺も需要が増加したことがうかがえます。特に即席麺は元々額が少なかったこともあり、大幅な増加が確認できます。5月以降も同様の動きを示すでしょう。

即席麺が大いに受けているのは多少の手間がかかるものの、色々な具材を足してアレンジが可能なのも大きな要因ではないでしょうか。子供向けとしては保護者は色々と気を使いたくなるものです。


という解説をしたけど、実際家計調査でも即席麺の方が上昇率が大きかったりする。元々金額が少なめだったのも一因ではあるのだけど。

こういう意見もある。実のところフリーズドライの具は単独で多様なものが出ているけど、セットの類はほとんど見かけられない。なぜかと言えばお値段が高くなるから。実物を見てみれば分かるけど、フリーズドライ単独だと流通などの関係で結構なお値段がするので、カップ麺を買ったのとさほど変わらない価格になってしまう。だったら自分で野菜を買ってきてぶち込んだ方がいいわな、という結末。まぁ、あるいは冷凍食品を使うという手もあるのだけど。

ともあれ、新型コロナウイルス流行で生じた巣ごもり現象で、大きな変化が生じた需要話は結構多い。あからさまな形で数字に出るので、大変興味深い話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2020年6月24日 07:10に書いた記事です。

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