ズルいとかヤバいとかを使うこと

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複雑な感情表現を知らない、覚えるのが面倒くさいので、なんとなくもやっとした感じで包括的な言い回しを使ってしまう。それ自体は言葉の様式として悪いというわけではない。エモいとかもそうだし、美味いも見方を変えればその類のスタイルの言葉に違いない。

しかしながらその類の言い回しを、知り合いの間での他愛もないやり取りで使うのならともかく、見知らぬ第三者や目上の人、仕事の上で使うととんだ大やけどを負うことになる。

本家サイトの国語関連の記事で何度となく触れているけど、この類の言葉って色々な意味合いを包括しているからこそ、耳にした相手がどのような解釈をするかについて、発した側がコントロールできないのが問題なのだよね。ネガティブなつもりで言ったわけでは無いのは分かるけど、相手がその思惑を察してくれるか否かは別問題。しごきを可愛がりと表現したり、せっかんをしつけと言うのと同じとなってしまいかねない。


だからこそ、言葉を学ぶという行為はとても大切なものとなる。自分の心の内にある思いを正しく相手に伝えるための道具を得ることになるのだから。

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このページは、不破雷蔵が2020年6月 6日 06:58に書いた記事です。

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