5月の熱中症

| コメント(0)
Q.なぜ、5月に熱中症になる人がいるのでしょうか。


市原さん「熱中症は夏に多いイメージですが、5月ごろから起きることがあります。春から夏にかけて、人間の体は自然と、暑さに適応するよう調整されていきます。『暑熱順化』といって、暑さにさらされることで皮膚の血管が広がりやすくなり、効率よく汗をかけるようになるのです。その結果、体温を適切に調整できるようになります。

しかし、5月ごろはまだ体が暑さに慣れておらず、この暑熱順化がうまくいかないことで熱中症になることがあるのです」


実のところ熱中症による救急搬送者数は5月辺りから急増する。暑さや湿度などは夏と比べるとまだまだ穏やかではあるのだけど、身体が夏に備えた体制に切り替わっていないせいで、対応しきれずにバタンキューとなってしまうからだ。要は冬服から夏服に切り替えていないのに暑くなったよ、こりゃたまらんという感じ。

で、今年の場合新型コロナウイルスの流行で、外出機会が減っているのは幸いだけど、マスク装着が必要不可欠的なレベルになっているのは否めず、そのマスクが大きな負荷になっている感は否めない。

結局今年は熱中症の件数は増えるのか減るのか...というところなんだけど、先日お伝えした通り、消防庁の熱中症による救急搬送者数はカウントが休止状態となっている。個人的には6月辺りからはじめるのではないかな、という気もするのだけど、ともあれ5月分の検証は不可能になりそうだ。


すでに夏用のマスクとして色々と創意工夫が図られたスタイルのも登場している。正直、ハッカ油などのアロマ系スプレーをマスクにかけるってのはリスキーなのでおすすめはしないけどね。

個人的には先日も言及した通り、夏場はサンバイザーで自分発の飛沫を飛ばさないようにすればいいのではないかな、とは考えているのだけど。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2020年5月13日 07:42に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「新型コロナウイルスと自殺者数の減少と」です。

次の記事は「薄さが目立つ無料求人誌」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30