米国のインフルエンザの話

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中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスが猛威を振るう中、米国ではインフルエンザが流行している。米疫病対策センター(CDC)は7日、最新の推計値を発表。2019~20年のシーズンで患者数は2200万人に上ったとし、さらに拡大する恐れが指摘されている。


CDCの推計値では、1日までの1週間で患者数は300万人増加し、昨年10月以降の累計で2200万人となった。インフルエンザのために21万人が入院し、死者数は1万2千人に達したとしている。今年は子供の症状が深刻化するケースが多く、すでに小児の死者数は78人となった。


新型コロナウイルスによる肺炎のリスクをはるかに上回る値がもりもり出ているのが、米国でのインフルエンザ。結局は分からない部分がどれだけあるかで人々の印象というか恐怖感が変わってくることの裏付けみたいな現象なわけだけど、その米国のインフルエンザの実情。1.2万人がインフルで死亡したという報があちこちで出ているけど、一次ソースのCDCをたどってみたらこれはあくまでも推計値の下限でしかなかった。

推計値ってのは実数では無く標本調査を基に計算した結果だということ。具体的な最新値は引用の通りで、死者は1.2~3.0万人の間。2200-3100万人がインフルにり患しているって、大体人口そのものは3.3億人だから、10人に1人はインフル状態。

死亡リスクはさほど高くないけど、それでも高リスク者にとっては重要なお話に違いないし、絶対数として万単位で亡くなっている人が出ているのも事実には違いない。個人で出来ることといえば予防接種を受けたりせきのマナーを心掛けたり手洗いをしっかりしたり体調を整えるといった、当たり前のことばかり。

結局のところ例の新型コロナウイルスの話も、できることといえばさほど変わりは無い。やるべきことを粛々とやっていけば良いまでの話なんだよね、と。

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このページは、不破雷蔵が2020年2月 9日 06:54に書いた記事です。

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