芸能人のコメンテイターの「御意見」を内容が正しいことであるかのように「報道」する姿勢

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先の給食のパンと牛乳持ち帰りの件。もったいない系の人からは正しいことをしているとか、なぜ罰せられるのかという話も出ているけど、衛生管理の問題とか業務上横領だとか背任行為だとか色々な問題があるわけで、さらに自前で容器を持ってきて用務員に詰めさせる命令をしていたとか、罰せられて当然の話なわけで。

それを表面上の要素だけでこういう話を公共の電波なり情報インフラなどで言及し、それを報道側が専門家の見識であるかのように伝える。

この類の芸能人による「御意見」、あたかも有識者や専門家のように報道が伝える事が多くなってるけど、要は「素人のお気持ち」に過ぎず、ワイドショーのコメンテイターと同等なわけなんだよね。それって報道として何かおかしくね? というのが正直な意見。事案のミスリードを報道がやってどうする、という感じではある。あるいは報道のワイドショー化かな。

この人がこういう意見を持ち、このように発言したということは事実ではあるけど、その発言内容が正論であるかとか論理的に間違っていないとか、社会倫理や法的の解釈の上で正しいかどうかとはまた別の問題。テレビのワイドショー番組でお気持ちを適当に語るだけの、内容の確からしさには何の裏付けも無いものと同じレベルのが、あたかも正しいものであるかのように「報道」されるのって、やはり問題だよなという気がする。お気持ち至上主義というか。

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このページは、不破雷蔵が2019年12月27日 07:45に書いた記事です。

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