本が売れなくなったのは、という話

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本屋さんの立場にある人の独白的なお話。不景気だから、お金に余裕が無いから本を買わなくなった。その考えには一理はある、かもしれない。少なくとも本を購入することをお金の余剰分でのみ購入している人にとっては。

ただ、本屋さんの店舗数動向とか出版業界の景況感の動きを見るに、景気不景気関係無く、前世紀の終わり、あるいは今世紀の初めから本が売れなくなってきていることに違いはないんだよね。臨界点的なものを超えたのがここ数年だっていうだけの話。いやここ10年程の間か。


例えば家計調査の動向を見ても、因果関係をたどることはできないけど、相関関係としては明らかに、出版物への出費減少と同時に通信系への出費が増加している。嗜好がネット、特にスマホにシフトしたからかと考えれば、道理は通るんだよね。例えば電車内の様子を見れば一目瞭然。

デジカメとかウォークマンとて、その需要は多分にスマホにシフトした次第。要はオールインワン化したアイテムが登場したのでそちらに移ったまでのお話。無論、それだけが原因ってわけではないんだろうけど。

あと、「本屋で」本が売れなくなったというのなら、単純にネット経由での調達が増えたのも要因の一つだと思うよ。

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このページは、不破雷蔵が2019年12月 2日 07:15に書いた記事です。

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