実名表記や実写真の公開は、語る内容が事実であることを担保しない

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見事にタイトルだけで主旨がすべて説明できてしまうのだけど、ネット界隈の話としては繰り返し論議されるネタ。実名や実肖像を挙げている方が、実名を出しているから、実体をアップしているから、自分はすべて正しい存在であり、語っていることもすべて事実であると主張する人がいる。さらにそこから、実名を挙げない人は嘘つきだ、という話にまで。

そもそも論として実名や実体と呼んでいるものが、事実であるか否かをどこの誰が証明するのかという問題がある。Facebookで突然DMを送りつけてくるスパマーによくある傾向だけど、どこぞの画像サイトから勝手に持ってきた人物像かもしれないし、名前だって適当かもしれない。それが実名・実体であるという裏付けはどこにもない。認証バッジがついているのならまだしも。


間違い、勘違い、ケアレスミスの類ではなく、意図的なデマやウソを流す人は、実名や実体を挙げている人にもたくさんいる。むしろアレだ、「私は実名を挙げたから嘘はつかない」とわざわざ主張する時点で、疑われるようなことをしていると自覚しているわけだな。ネットスラングでよく語られていた「私は生粋の日本人だけど」と同じようなレベルのお話でしかない。

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このページは、不破雷蔵が2019年11月 4日 07:29に書いた記事です。

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