コムスを高齢層の移動手段にという話

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79歳の高木さんが運転しているのは、超小型電気自動車「コムス」。最大時速60キロ、車体が小さいので小回りがききます。豊田市では、3年半前に名古屋大学、東京大学と共同で、コムスを高齢者に無料で貸し出す実証実験を始めました。馬力が弱いため、急発進せず、衝突時の衝撃も小さくてすみます。さらに、ボディーは手で押すだけでへこみます。これで、衝突時の衝撃が緩和されます。充電は家庭用電源に対応。ガソリンスタンドに行く必要はありません。

特に地方在住の高齢者の移動手段として、セブンイレブンなどが宅配に用いている小型の電気自動車コムスを使ってみては、との話。小回りは効くしガソリンスタンドは要らないし短距離間の移動には十分すぎるスペック。操作も簡単。

ただ、高齢者の自動車運転で問題視されているのは、小回りとかガススタが要らないとか操作が簡単云々ってのは二の次で、身体能力の低下や認知症の疑いなどで判断能力・反応速度が鈍り、事故リスクが高まるってことであって、その観点ではコムスであろうとさほど変わりはないってことなんだよね。今のシニアカーでも事故は起きているのだし。

もっとも、リスクの軽減という妥協策との考え方としては、コムスを選択するってのは悪くないのかもしれない。無論、認知症の疑いなどで運転が許諾できるような状態でないのなら話は別だけど。

一方、コムスがありというのなら、最近ピザなどのファストフードでよく見かける、三輪バイクもありかな、という気はする。雨風を防ぐフード付きのもそれなりに見かけるようになってきたし。

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このページは、不破雷蔵が2019年9月13日 06:55に書いた記事です。

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