「医療費の伸び、子どもが75歳以上の4倍に」という話

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若い世代の医療費が伸びている。1人当たりの年間費用の変化を2000年度から16年間でみると、65歳以上の高齢者は10%増だった一方、65歳未満は24%増えた。特に子どもは4割も伸びており、地方自治体の助成によって受診回数が増えたとみられる。医療費の公的負担の膨張を抑えるには、高齢化以外の要因についての詳しい分析も必要だ。

先日ちょいと話題に上っていたお話。登録会員でなくても読める部分だけで判断しなきゃならないから(自分も含め登録していない人でも読める部分で判断するのが「報道」記事の精査の手立てに違いなく)ちょいと大変だけど、これだけを読むと「子供の医療費は超増えていて、高齢者の医療費云々って叫ばれてるけどそんなの後回しにして子供のを考えなきゃ」という主張がもりもり出てくる。

ただ、具体的な総額の話はちっとも出てこないし、1人あたりの絶対金額の話も無い。これはちょっときな臭い。


ということで一次資料をどうにかたどって検証した結果がこれ。結論は「ウソは言ってないけど都合のよいところだけを意図的に切り抜いて持ってきた感じ。フェイクニュースに近い」的なもの。プロパガンダ的なもの、と表現すればいいんだろうか。

確かに0-14歳の伸び率は1.42倍で、65歳以上の1.10倍と比べたら、増加分は42%と10%で、4.2倍ではあるけどねえ......。元々の1人あたりの金額が数倍も違っているし、それぞれの年齢階層全体の金額で比較すると、65歳以上は0-14歳の3倍以上に増えている。医療費云々っていうのなら、むしろ金額そのものを問題視すべきじゃないのかな、と。

というかこういう事ばかりしているから、新聞って信用されなくなるんだよねえ。

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このページは、不破雷蔵が2019年8月13日 07:09に書いた記事です。

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