「韓国で2017年から2018年にかけて、民主主義が進んだ、満足しているという自国の人が思いっきり増えた実情」

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これだけだと何の意味を持つのか分からないと思うので補足説明。先日目を通したPew Research Centerによる、民主主義諸国における民主主義の浸透度合い、国民の認識に関する調査結果【Many Across the Globe Are Dissatisfied With How Democracy Is Working】からのお話。

自国の民主主義の実情に満足しているか、ちゃんと民主主義は機能しているかという質問の答えに関して、韓国では2017年から2018年にかけて、他国からかけ離れた形で民主主義が正しく機能しているとの回答が増加している。まぁ、公開されている値は「民主主義が機能していない、不満な状態である」で、それが思いっきり減ったってことなんだけど(選択肢は二択で、機能しているか否かなので、機能していないが減ったならば原則として機能しているが増えたことになる)。

で、このイレギュラー的な動きの説明として、報告書では経済関係がよくなったと判断した人が増えたからかも、という理由を挙げている。ただ同じような状況の他の国でもここまで一気に増えたわけじゃないからおかしいよね、と。

そして韓国の大幅な「民主主義化が進んだ、機能しているとの判断を下す人が増えた」理由について、特記事項的に「この1年間に朴槿恵大統領は弾劾訴追を受け、懲役24年を言い渡された」とあるんだよね。つまり大統領が罷免されて地裁での有罪判決を受けたことが、民主主義の機能の上では正当なものであると国民は無茶苦茶高く評価したということになる。

朴元大統領の犯罪の実情がどのようなものであれ、今件で思いっきり民主主義が機能していると判断されてしまうのは、色々と複雑な気分ではある。

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このページは、不破雷蔵が2019年5月15日 07:52に書いた記事です。

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