高齢者の運転免許証と健康診断と

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先日の池袋の交通事故の事案で、加害者側が年齢的に随分と年を召していたのに加え、どうも多分に運転してよかったのかという状態にあったとの応対をしていたということもあり、高齢者の自動車運転に関するあれこれが話に上っている。自動車ってのは数トンの物体を高速で移動させるものだから、運動エネルギーのかたまりとなるわけで、容易に兵器になってしまう。それを考えると、加齢で問題となるような状況に達したら運転させない、資格とさようならしてもらうってのは道理にかなっている。

一方で指摘されている通り、既存の資格や権利を手放してもらうというのは、当事者の反発を受けることになる。そこに正当性があったとしても。

もっともそれもまた、結局のところは当事者のお気持ちによるものでしかないのだよね。試験に落ちれば大学には入れない。お金が足りなければ商品は購入できない。オークションで最高値で入札しなければ落札できない。悔しいとか残念とか理不尽さを覚えるっという感情の発露は理解できるけど、それは正当化できない。「権利を奪う」は実のところ「(正当性が無くなったので)権利を失う」であり、「自由を奪う」は「その自由を得る資格を保有しなくなったので手放さざるを得なくなる」だけの話。有効期限切れの定期券で電車に乗れないのと同じ。

で、一案として。40歳ぐらいから自由業の人に安価で自治体が行っている年一の健康診断を、免許所有者には完全義務化するというのはどうだろう。同じく40歳以上では煩雑化するから、例えば60歳以上にするとか。その際に、認知症や身体能力低下のチェックを合わせて行い、免許の取得資格があるか否かを精査するようにという仕組みがいいかな、と。資格取得のお墨付きをもらえれば、免許の更新ができる、と。そしてその類の検査は年一回にする。今は免許更新って3年に一度だからね。

お上の健康診断ということであれば、しかも割引となれば、するりと承認してもらえるとは思うのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2019年4月27日 07:03に書いた記事です。

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