自動着色の危険性

| コメント(0)


最近新しい技術でモノクロ写真に自動着色をしていくというのがトレンドになっている。これまで白黒でしか見たことが無かった世界に色付けがされていくと、当時の人にはこんな風に見えていたのか、かつてはこんな世界が広がっていたのかと驚きを覚えさせる。

けれど。指摘されている通り、その着色が本当に正しいものかってのはよく考える必要がある。これから色塗りをするつもりの絵に今技術を使ってみたりとか、創作の絵に色づかせてみるというのならいいのだけど、実在した情景などに自動着色をした場合、その色が本当なのかどうかってのは大きな問題となる。極端な例として、恐竜にこの技術で色を塗った場合、「こういう色だったのかもね」との考えの材料にするのはいいけれど、その色が絶対無比の正解であると認識するのは問題だよ、と。


着色されたものが欲しいという目的のために、その過程が蔑ろにされてしまう。今の技術では最良の結果かもしれないけど、その結果が確かなものであるかという裏付けは無い。可能性の高いものではあるけど確かなものとは言い難い対象を、現実と同じであると評されるのは、確かに気分のよいお話ではないに違いない。

まぁ、作り手そのものは「この色付けが絶対無比の本物と同一である」とはさらさら思っていないだろうから、受け手が惑わされないようにしなきゃね、ということなのだろうな。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2019年4月17日 07:57に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「低たんぱく質のご飯ってあるんだよ」です。

次の記事は「マックのナゲットソースの新作は焼き肉マヨとナポリタン」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2019年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30