人手不足倒産や後継者難倒産の中身

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国内企業における「後継者難倒産」が増えている。後継者が定まらないなか、代表者が病気やケガで死亡、あるいは営業現場から長期に離脱せざるを得なかったことなど、後継者不在で企業活動が困難になったことに起因した「後継者難倒産」は、2018年度で420件(前年度比22.8%増、前年度342件)に達した。年度ベースでは2013年度に調査を開始以来、過去最悪の水準だ。2017年度までは2年連続で減少していたものの、2018年度は一転して増勢に転じた。

昨今色々と騒がれるようになった人手不足倒産や後継者難倒産。一般報道では得てして社会が悪い政府が悪い雇用市場が健全化したのが悪い企業は可哀想だ的な流れで伝えているけど、多分に煽り的、印象論的な話ばかりで、具体的にどのような問題が生じているのか、原因はどこにあるのかなどの分析ができるようなデータはほとんど出てこない。今件はそのような状況下で、久々に読める、実情が理解できるデータ。まぁ、帝国データバンクの分析記事的な報告書だから、当然といえば当然なのだけど。

書かれていることは代表者の高齢化が主要因、後継社長への引継ぎや育成が上手くいかず経営破綻で事業精算のケースも多い。大体指摘してきた通りの内容だったりする。「後継者の育成には最低でも3年以上かかるという指摘もあり」後継者不足による経営危機への警鐘はそれこそ10年単位で以前からなされていたのに。

後継者倒産の大部分は小規模企業。そして代表者などが高齢者なのが実情。企業の新陳代謝が上手くいかない事例が生じていて、それが多分に世代的に重なっているので、増えている感はある。団塊の世代を含めた前後の世代におけるトップが居座っていて、世代交代をしてこなかったために、突然死が相次いでいる感じ。

後継者がいなくて企業の命運が絶たれたってのは、突発性の事故や病気でない限り、企業トップ自身の判断ミスによる結果なんだよね。周辺環境の変化で、後継者候補が退いたというのもあるかもしれないけど、それにしたって代替案は用意しておくのが筋というもの。あれだ、伝統文化などで後継者がいない云々っていう話の内情と同じだ。


一つ目は元記事のコメント欄で寄せられていたもの、もう一つは昨日発表された景気ウォッチャー調査でのコメントからのもの。昨今の人材不足倒産とか後継者不足倒産の類は、得てしてこれが原因なのだよね。人は理で動くという原則を忘れているのだな。

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このページは、不破雷蔵が2019年4月 9日 07:56に書いた記事です。

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