就職氷河期世代はいらないとする風潮

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新卒がデフレ時代だったことで望んだ就業体型に就けず、そのままずるずると引きずられてしまう形で就業に困難な状態が続いている、就職氷河期世代。昨今の人材不足話は中小企業を中心によく見聞きするのだけど、ならばこの世代を活用すればいいまでの話では、というのはモノの道理。ただ指摘の通り、そのような提案をするといい顔をされないのが普通。

新卒ではないから給金を最初からそれなりのものにしなきゃならないけど、一方で仕事に対する経験は新卒同様。下手をすると年齢相応のプライドばかりが高かったりするし、柔軟性も低いかもしれない。定年退職までの期間が短いので養成してもその効用を得られるコスパが低い。中途採用や引き抜きのような、これまでの経験を活かして云々ってのも期待ができない。

...ということなのだろう。ただ、根本的な人材が枯渇しているのなら、その類のリスクがあったとしても活用するのが筋では無いだろうか。あるいは単に設定条件が甘く、そのような条件では人材がやってこない労働市場になったまでの話なのかもしれないけど。「人が取れない、困った」ってのは、本当に人手がまったく見つからないって他に、雇おうとしている側の条件が適切ではないってこともありうるんだよね。二束三文でスーパースターを雇おうというのが間違っている。


「人材を選り好み出来るという事は、まだ余裕があるのでは」まさにこれなんだよね。要は人材不足云々を語る企業の多分は、実のところ余裕がある。本当は奴隷が欲しい、使い捨て出来るぐらいの安価な人手が欲しいという本音を口にしない以上は、ね。デフレ時代のそういう労働市場の環境に慣れてしまったから、企業側も対応できないってまでの話の部分もあるのではないかな、と。


こういう問題もある。世代で区切られて全部包括されてしまう。まぁ、例えば資格を持っているとか何らかの証明できる経験があるとかならば話は別なのだけどねえ......。

「人手不足」は「企業側の意識改革不足」なんじゃないかな、と就職氷河期時代への対応を見て、つくづく思ったりするわけだ。

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このページは、不破雷蔵が2019年3月24日 07:24に書いた記事です。

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