Kindle Unlimited化する雑誌とか、電子書籍化のボーダーラインとか

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先のアマゾンでのあわせ買い対象云々と合わせ、気が付いたことを二つほど。まずはKindle Unlimited化する雑誌について。すべての雑誌がってわけではないのだけど、閲覧権利の買取では無く、新刊をKindle Unlimited化にぶち込むってケースが出てきたので珍しいなぁ、という感じが。1冊単位での購入利益は無くなるけど、Kindle Unlimited会員がページを読むたびに、ページビューに合わせた課金的なものが入る形となっている。絵や写真、図版が多い雑誌の場合、それらでも1ページには違いないので有利には違いない。色々と葛藤はあっただろうけど、そういう選択肢が選べるのであれば、それを選ぶのもまた自由ではあるし、面白い話。

ただコメントを見ると、雑誌によっては紙媒体版には存在しているページが電子版には無かったってケースも。どうやら版権上の問題らしいんだけど、どのページが収録されていないかってのは大抵の場合は書いてない。購入してみたら、読んでみたら載って無かったってのはちょいと理不尽ではないかなという気がする。


もう一つ。具体的作品名を挙げるのは避けるけど、最近単行本の新刊が紙媒体版としては出せず、電子書籍版のみっていうパターンが見受けられるようになった。これって元々単行本化そのもののラインに届かなくて従来ならば単行本そのものが出せない状態だったのが、電子書籍版なら出せるよという、領域の拡大となつたのか、それとも元々紙媒体版の単行本も出せるラインだったのがハードルが上がってしまって電子書籍版でしか出せなくなったのか、どちらなのかな、と。

実際には出版社の都合はケースバイケースなのでどちらか一方のみってことはないのだろうけど。前者なら単行本として日の目を見る機会が増えたってことで喜ぶべき話ではあるのだけど。どうも雰囲気的には後者のニュアンスが強いような気がするのだな。

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このページは、不破雷蔵が2019年3月 7日 07:32に書いた記事です。

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