高齢ひきこもりが61万人いるとの報道

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40~64歳のひきこもり状態の人が全国に61・3万人いる。内閣府は29日、そんな推計を公表した。「中高年ひきこもり」の全国規模の数が明らかになるのは初めて。従来ひきこもりは青少年・若年期の問題と考えられてきたが、その長期化・高年齢化が課題となる状況が浮き彫りとなった。

先日ふいにあがってきた、中高年ひきこもりの話。高齢フリーターと絡めて当方は高齢ひきこもりと呼ぶことにしたけど。年齢階層から見て中年ひきこもりってのは何か話が違うし。

で、これって内閣府の青少年に関する調査研究などのところにあるんだよね。年齢階層から見て、テーマが違うような気がするってのはさておくとして。定義は上記の通りで、確かに世間一般にいわれている「ひきこもり」としてのイメージには近い...けど、若年層におけるひきこもり以上に、単純にこの区分で一律救済せねば的な対象として認識するのは極めて危うい。


公開されている属性を見るに、おおよそイメージ通りのもの。男性の方が多いってのは、女性の場合は元々就業していた割合が低いってのもあるのではないかな。あとは女性の場合、回答し難いとか...有効回答数の属性別実情がまだ公開されていないので、その辺は確認できないけど。


で、今回の調査結果ってまだ速報なので、属性別の詳細動向などが明らかにされていないってのもあるし、そもそも分析回答母数が2ケタしかないのを人口推計で膨らませているのがあるので、概算人数については経年変化で見ていく必要かあるから、単年の結果で云々ってのは非常に危うい。ぶれが大きすぎる。

さらにニート同様ひきこもりもまた、本人が望んでいる場合と望まないでなってしまった場合、それぞれに対し周辺がどのような方向性を望んでいるのかもあわせ考える必要がある。非正規問題と同じ構図で、望んでいるにもかかわらず周囲が騒いでその立場から引きはがそうとするのはどうなんだろうか、そして本人の意思を確認せずに一律で改善すべき属性に区分するのは問題があるのでは、と思うのだな。


さらに今回の統計速報では15~39歳のひきこもり推計数と比べて多いってのがスポットを当てられていたけど、よく読み直したら基準そのものが違っていた。「最近6か月間に家族以外の人とよく会話した・ときどき会話した」という条件が加わっているけど、妊娠、介護・看護、出産・育児をきっかけに「ひきこもり」判定を受けた人が11人いる。この条件では、15~39歳のひきこもり精査では除外されているのだな。これでは単純比較は不可能。

昨日から早速関連方面の専門家が色々とお騒ぎだけど、これ多分に詳細値の報告待ちとした方がいいし、詳細値が出ても統計上のぶれが大きいので参考値以上のものには成りえない気がする。もう少し大規模な調査をして、該当人数が4ケタぐらいのものになるようにして、できれば地域別などの属性区分が可能なようにしないと。

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このページは、不破雷蔵が2019年3月30日 08:02に書いた記事です。

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