新聞と軽減税率と定期購読と

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日経新聞が直近半年期で思いっきり部数を下げていて、これは押し紙を内部的に減らしているのではというわけでは無く、先の値上げが原因なんだろうなあ、とグラフを見返しながら思ったこと。因果関係を立証することは不可能なんだけど(新聞購読を止めた方に聞きました。なぜ止めたのですかなんていうアンケートを取るわけにもいかないし)、相関関係についてはダイナミック当てはまる次第。他の新聞社の時系列的な価格動向を取得できれば、面白い話が展開できそうなんだけど。

で、昨今の軽減税率に関して、何で突拍子もない形で新聞が対象になったのか。某党が半ば公約的に云々って話は別として、新聞社がそれを求めているのは、多分に新聞の値上げと大きな繋がりがあるからだろうなあ、という推論。適用されたら値上げも止む無しという状況に追い込まれるだろうし、そうなったら単価の増加による総売上のアップ期待以上に、部数が減ってしまう。部数が減れば集客効果も減るから広告の単価も下がるので、新聞の直接的な売上だけでなく広告費まで減ってしまう。そして影響力も当然落ちる。


で、新聞ってのは多分に契約による購読で、惰性的な購入スタイルでしかない。値上げで支払額が増えると、継続するか否かを考える余地を与えてしまう。何もない時にいきなり新聞を削るって衝動に走るのは想定がし難いけどね。週刊誌の購読とかと同じようなもの。気付かせずに惰性で購入し続けさせるのが、売り手側としては最適。

中身が好きだから、役に立つからって要素が多分では無く、惰性で、何となく、ここで止めるのは何となくもったいないかなという程度の動機でしかない。値上げはそれを断ち切るのには十分な要素となる。だから下手な大改革も出来ない。それで読者に「買い続けるか否か」を考えさせる余地を与えてしまうから。

まぁ、ある意味、大きくなりすぎて環境に対応できなくなった恐竜みたいなもの。進化の袋小路みたいな状態にある、という表現も、あながち的外れではないのだろうな。


それに指摘の通り、新聞そのものが軽減税率の適用を受けても、材料費や配送費などのコストは別問題。下手をすると押し紙圧力がさらに増えるかもしれないなあ。

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このページは、不破雷蔵が2019年2月19日 07:28に書いた記事です。

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