恵方巻きのロスへの疑問を二つほど

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節分に絡んで恵方巻きの展開に関して作りすぎだ食品ロスだ無駄だなどという騒ぎが大きな声で成され、どうも興ざめの領域に達している感がある。で、冷静になって考え直してみると、首を傾げる点もあるよね、ということで、2つほど覚書。

まずは恵方巻きが売れ残って大量に廃棄される問題の構造。これって例の新聞社による押し紙問題とか、郵便局の年賀はがきの局員への販売ノルマと強制購入との構図と同じなんだよね。まぁ、年賀はがきに関してはある程度緩やかになってきたとの話もあるけど。クリスマスケーキも似たようなものかな。

食品ロスが生じる構造を思い返せば、押し紙との類似はすぐに思い当たるはずなのに、そしてその説明がとても分かりやすいはずなのに、まったくといってよいほどその関連性は語られない。金額的にもけた違いのものなのに。まぁ、新聞紙は腐らないから、食品じゃないからっていう指摘もあるけど、食品じゃ無ければいいのかって話でもある。


もう一つは、恵方巻きの問題が社会全体の問題だという風潮が多々見られる事。何かいつの間にか消費者まで巻き込んで悪者扱いされてるけど、それって何か違うよね。例えば買ってきた恵方巻きを食べずに廃棄する事例が多々あるとか、購入したけど自宅に持ち帰らずに道端に捨てられているとか、買うつもりはないけどショーケース一杯に恵方巻きを並べろという苦情が店に殺到しているってのなら話は別だけど。

恵方巻きの問題は、コンビニ本部やスーパーの上層部によるノルマ押し付けが根源なのであって、それは上記に挙げた押し紙とか年賀はがきと構図は同じ。うん、あれだ、マルチ商法とか悪質な保険売りと大した違いは無い。にもかかわらず、消費者側まで悪者扱いされて、社会全体の問題って扱われるのはどういうことだろうか。

当方は残念ながらその方面の専門家ではないので、社会全体の問題ガーと叫んでいる専門家の方に、物申す的なことはできない。でも疑問に感じることに違いは無い。

節分にスーパーの総菜売り場を占拠した恵方巻きの山を見ながら思ったことをまとめる形で。

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このページは、不破雷蔵が2019年2月 5日 07:24に書いた記事です。

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