日本の公的年金制度の認知度

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先行記事で受給開始年齢を70歳から75歳に引き上げる話にもあるけど、日本の公的年金制度の認知度ってどれほどなんだろう、結構正しく理解されていない部分って多いよね、とか、内閣府の世論調査で年金関連の話が出てきたのでその記事をしたためていることもあって。ちょいとその調査の設問をいじるかたちで、ツイッター上で質問をしてみることにした。

特に2つ目の「積み立てた自分の年金保険料が老後に払い戻される」ってのは少なからずの人がはっきりとではないけどもやりとした形で認識しており、それが「あれだけ支払っているのに受取額が少ない」という高齢層のボヤキにつながっている感はある。

最終結果は一週間後ってことだけど、現状でもおおよその状況は見えた感はある。

どこまでネタで答えているのか分からないので多少のぶれはあるのだろうけど、正解の「保険的役割の障害年金や遺族年金の給付資格もある」が7割近くしかないってのはちょっと衝撃。意図的に選択肢の一番最後にしたので、その影響がちょっとあるかもしれないけど、それでも最初の回答がそこそこでしかないってのを見ると、ねえ。

「積み立てた自分の年金保険料が老後に払い戻される」が3%しかないのは良かったと思っていいのだろうけど、「給付開始年齢は55~70歳の間で選択できる」が2割強もあったのはちょっとびっくり。70歳の部分に目が留まって、55歳のところまで頭が回らなかったのだろうか。正解は55歳じゃなくて60歳。

ただ、個人的には「選択の自由」ってことを考えると、55歳スタートでもいいんじゃないかな、という気はする。当然その分月額の年金給付額は低くなるし、後になって「やっぱり止めた、後にしたい」ってもダメなんだけどね。...ああ、そうか、早めに受けて、足りなければ生活保護を申請するっていう手を持ち出してくる可能性もあるのか。

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このページは、不破雷蔵が2019年1月27日 07:23に書いた記事です。

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