「アナリストの予想を下回った」という表現

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株価動向を説明する報道記事でよく使われる言い回し。アナリスト予想を下回ったので期待外れということから株価が下がった、アナリスト予想を上回ったので株価が上がった。ぱっと見では確からしいっぽい説明ではあるけど、なんだか引っかかる部分もあった。けど、この説明でもやもやしていた部分がするりと取れた気がする。 そうか、対象企業の業績そのものが問題なのではなく、それを当てなかったアナリストの質の問題であるはずなのに、いつの間にかすり替えられているのか。
これって競馬の予想に例えればよく分かる。予想屋の予想通りにレースが展開しなかったからといって、その違いを競走馬の責として論じることは無い。結果そのものへのあれこれはともかく、予想屋の予想との違いで競走馬側をなじることは無い。いつの間にかアナリストの考えが絶対で、それにマッチしなかった予想対象側が思い通りにならなければ悪いやつだ的な考えになっている。 この辺は注意しないといけないなあ、という自戒も込めて、覚書。
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このページは、不破雷蔵が2018年12月14日 07:00に書いた記事です。

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