書籍化された投稿作品を消さない理由

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今やウェブ上に多数の小説やコミックの登竜門ができている時代。投稿された作品が紙媒体などでの商業書籍化された場合、ウェブに投稿されていた原典というかおおもとの作品はどうするのだろうか。これ、考えてみると結構重要な問題だったりする。

で、すべてがすべてというわけでは無いけど、今件の場合は削除の予定は無し...ということで、なぜ削除しないかについて、ちょいと興味深い話が。「書籍、および電子書籍の主たる読者は投稿サイトのユーザーと異なると考えております」って何気に深い言及だよね。


で、その言及へのツッコミとそれへの回答がさらに興味深い。やはり内部データとしてそう言及できるだけの裏付けがあるわけだ。もちろん公開手法やらジャンルなどでデータの結果も変わってくるだろうけど、少なくとも今件に限ればそういう結論が出せるだけの裏付けはある、と。「サイトの読者が買ってくれないというよりは、別のところに読者がいる」ってのは色々と考えさせられるよね。

まぁ、紙媒体の書籍を購入するってのがどのようなケースなのかとか、まずは周知されなきゃ始まらないよね、とかウェブでの読者と紙媒体の読者は必ずしも一致する、重なる部分が多いとは限らないとか、分析...というかデータが無いので推測でしかないけど、興味をそそる話には違いない。

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このページは、不破雷蔵が2018年12月10日 07:12に書いた記事です。

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