鉄分補給用土偶ならぬ鉄偶は実在した

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岩手県が出土数日本一を誇る土偶を南部鉄器で再現した「南部鉄偶(てつぐう)」が人気を集めている。盛岡市の工芸品メーカー「壱鋳堂(いっちゅうどう)」が「やかんや鍋に入れて不足しがちな鉄分の補給に」と考案した。愛らしい見た目が消費者のハートをつかみ、生産が追い付かない状態だ。

昔ならばぬか漬けなどに併せて入れる釘のような鉄分補給用アイテムとして、あえて造形として作った土偶の形をした鉄製の土偶、つまり鉄偶を使ってしまおうというお話。まぁ、文鎮のようなものといえばイメージはしやすい。また、埴輪と勘違いしやすいけど、こちらは土偶、縄文時代に作られたものの造形を基にしている。

本文でも語られているけど、鉄分補給用の実用アイテムとしてだけでなく、インテリア的にも使えるってのがポイントだよね。


まぁ、実際に写真を見ると、料理内に収まっている土偶ならぬ鉄偶は、非常にシュールな感じではある。色々な意味で、いいのかそれ、というツッコミをしたくもなる。でも例のヒジキ問題にもあった通り、効果はあるんだろうなあ、と。


問題なのはこれを入れて本当に鉄分が出てくる云々ってのはあり得るのかという話。まぁ、指摘された資料を見たら、確かに出てくるという調査結果もある。興味深い話には違いない。


他にもたい焼き型とかドラえもん型とかハローキティ型とかもあるようだけど、鉄偶としてはこのようなちょいと小さいタイプのもあるそうな。個人的にはこっちの方がいいかなあ、と思ったりもする。

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このページは、不破雷蔵が2018年12月 6日 07:18に書いた記事です。

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