次世代の映画ファンを育てるために

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同じ人がずっと映画を趣味として楽しむことはできないから、ファンの固定化は業界そのものの縮小につながる。映画に限った話では無く、趣味の業界、いや趣味にすら限らず消費者を対象としたビジネス全般にいえることではあるのだけど。常に新しいファン、顧客を創り出す、特に今後長年にわたり愛し続けてくれるであろう若年層に向けたアプローチは欠かせない。

けど昨今の日本では特に、シルバーポリティクスというか年齢階層別の人口構成比問題が顕著となっており、どうしても高齢層に優遇しがちなものとなる。ただそれでは現状はビジネス的には正解かもしれないけど、確実に将来先細りとなる。それじゃいけないってことで、今件立川シネマシティがはじめたのが「次世代映画ファン育成計画」。

要は若年層にもっと映画館に来てもらおうということで、高齢層の優遇措置を縮小し、代わりに若年層向けの会費をムッチャお値打ちにした次第。


高齢者から反発の声が上がる可能性は否定できないけど、本来はここに限らずどこにおいても成すべき考え方ではあるのだよね。高齢層の人数が多くお財布事情もよいからと、そちらの方ばかりを向いていると、短期間のビジネスでは有益かもしれないけど、すぐに息切れしてしまうし、その後は荒野が待っている。業界の存続を考えたら、先の事を見据えなきゃいけないのだよね。

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このページは、不破雷蔵が2018年12月 5日 06:58に書いた記事です。

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