ニートの定義と8050問題と

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引きこもりやニート(似ているようだけど両者は定義が違うので要注意)が高齢化して、金銭的なサポートをしている親の方が介護状態となったり亡くなってしまうという、8050問題が報道されたことで、ニートとか引きこもりに関する話がちらほら出てきている。その中で当方の精査記事も引用されているケースがあるのだけど、往々にして「この定義は本物じゃないから注意」「これは本当のニートの実情じゃない」とか否定する形で出されているので、当方としてはあまり面白いお話じゃない。苦虫をバケツ一杯ほうばってかみ砕いているような顔をしたくなる。フリーターの話の時にも似たような感覚を覚えた記憶があるんだな。

元々ニートの定義が日本では「15歳から39歳の非労働力人口(状況をかんがみて求職活動をしていない人など)のうち、家事も通学もしていない者」。しかも2017年までは15~34歳までだったんだよね。これが海外だと「就業、就学、 職業訓練のいずれもしていない人」、OECDの基準では29歳まで。

定義されている事象で都合が悪くなる、拳を振り上げたい対象が除外されていると、定義そのものに文句をつけるというスタイルって、何かのテンプレなのかなあと思ったりする。下手に定義をよじ曲げると定義そのものが曖昧になるし、連続性が無くなる。そういう時は関連事項として新しい定義を設ければよいまでの話。

現行の定義からさらに上の年になると、定義の内容そのものが曖昧になるのだよね。40歳以上を若年と呼ぶのはさすがに無理があるかと。早期退職者とごちゃごちゃになるってのもある。この辺は高齢フリーター云々と同じ。第一、社会観とか生活様式は昔と今で随分と違っているし、区切りに該当する人の内情もさまざま。勢いとか感情論でナタをぶん回しても、本人は満足するかもしれないけど、周囲は迷惑なだけなんだよねえ。

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このページは、不破雷蔵が2018年12月 3日 07:57に書いた記事です。

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