文庫本がなぜ急激に売れなくなっているかとか

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数日前からセルフサーチにかかっていた事案。文庫本がこの数年でダイナミック売れなくなっているよというもので、一枚目のグラフは正直「グラフの罠」を巧みに使っているのですげー下がっているように見えるけど、というトリックだったりする。

一方で文庫にスポットライトを当てると、確かにこの数年減少度合いが増している。いや、文庫に限らないよ、これ。特に雑誌がボンガボンガ状態でしょ......というツッコミはさておき。


文庫本が売れなくなっているのは、それだけ需要が減退しているから。「最大の理由は団塊の世代が通勤しなくなったから」という指摘もあったけど、その下の世代は相変わらず通勤しているわけで、それが大きな理由とは考えにくい。

需要が減退した理由はというと、色々と要素は考えられるのだけど、やはり大きなのはスマホの登場だろうなあ、と。スマホの方が便利だし色々なことができるし、拡縮も自由。視力が落ちても手元のライブラリを活かし続けられる。面倒くささも無い。少なくとも文庫本とか、そして同じく売上が落ちている雑誌に関して、内容が需要に合わないからってのは考えにくい。


結局選択肢が増えたから一つの選択肢に対する選択者が減ったまでの話。自分の街に雑貨屋さんが一軒しか無かったときはその店で色々と調達する必要があったけど、コンビニやスーパー、デパート、文具店などの専門店ができれば、それぞれの需要に応じた店に足を運ぶことになる。面倒くさい時はある程度集約できるデパートなどでまとめて一度に買ったりもする。少なくとも雑貨屋さんがこれまでと同じような売上を計上することは考えられない。その程度の話でしかないのだよね。

環境の変化はどうしようもないことではあるけど、それを肯定すると面倒くさいことになるし、数字を戻すのには何か画期的なことを考える必要があるので、それが大変なことになるから、それをするぐらいなら現状を否定した方がいいよね、ということなのかもしれないな。あるいは様々な要因を精査して詳しく状況を判断しようとしているうちに、本末転倒に陥ってしまっているとか。

まぁ、文庫本の類に限れば、スマホが代替しちゃっているってことでほぼ間違いない気はするのだけどね。資料として集めるようなケース以外は、ほぼ読み捨てとしての存在だったし、性質的には雑誌に近い。ならばスマホでいいじゃん、ということになるから。

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このページは、不破雷蔵が2018年11月 5日 07:45に書いた記事です。

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