「風邪でも休めないあなたに」「いや、休めよ」

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さすがに直接的にこんな感じの表現は減ってきたような気がするけど、それでもニュアンス的にそう解釈できる風邪薬や体調不良時の薬のCMは多い。栄養剤というかドーピング的なドリンクにも似たようなものがあるけど、慣れてしまったからなのか、あまり気にもならない...けど、よく考えると怖い話ではある。

身体の不調ってのは結局のところ、身体が発する危険信号に他ならない。風邪薬は果たして、その危険信号を適切に解釈して対応する薬となっているのだろうか。それこそ未来の薬のように、ぷすんと気化した薬品を打ち込めば瞬時に問題となっていた部位の病症が改善されるようなものではないのだから、飲んでよくなったような錯覚を覚えたからといって、普段の行動を継続しろってのはムリがある。自動車でトラブルアラートが発せられているのに、その部分のライトをガムテで見えないようにして「何も映ってません」として走り続けるようなモノ。あるいは警報が鳴っているビルで「うるさいから切りました」的な。

本来風邪薬の類は、上記の例なら「アラートが鳴っている部分に警備員を派遣して状況を確認させるので、アラートは切ろう」というもので無くてはならない。風邪薬なら薬が無い状態の場合にどうすべきかという対応をした上で、対応の際の時間がツラくならないようにするもの。結局は人自身の治癒力に任せるしかないのだよね。

まぁ、あるいは専門家であるお医者さんに診てもらい、適切な対応を指南してもらうのがよいのだろう。

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このページは、不破雷蔵が2018年11月 3日 07:39に書いた記事です。

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