いらすとやさんの浸透理由

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最近では官公庁の資料にも平気で使われているいらすとやさん。あらこんなところにいらすとやさん的な、昔のレトルト食品のCMすら脳内に流れてくるのだけど(古いよ)、なぜあんな平凡なイラストがここまで浸透したのか、考える意味・価値はある。

色々な視点や理解があり、どれが正解であるかとは断言できないし、作り手側がどのような発想の上で創作しているかは恐らく語られることはないのだろうけど、なるほど感を覚えさせる指摘ではある。確かにその指摘の上であらためて確認すると、そのこだわりが分かるのだよね。ちゃんとしたルールの下で創られている。

ちょいと昔に「いらすとやさんのタッチで●×を描きました」というのがあったけど、まさにあんな感じの流れになるのかな、という気はする。もっともいらすとやさんのポリシーとして、作成対象とならない属性って結構多いから(だからこその利点ではあるのだけど)、採用云々ってのはまた別の話ではあるのだけどね。


クリエイティブを云々ってのは直接は見なかったし見たとしても引用はしないけど、まぁ、指摘の通り同業者がややキツイ思いをすることになるのだろうなあ、という程度の話。他方、あのほんわかとした雰囲気だからこそそこから感じ取れる先鋭さ、例えば子供だからこそ見られる残濃さ的なものって、さくらももこ氏のそれに近いよね。それもまた魅力ではあるのだろうなあ。


あとは事務的な観点で、これは確かに言える。辞書的なスタイルにまで構築されていて、いわばインフラとしての役割すら果たしている。ぶっちゃけると「使いやすい」。これって結構大きいんだよね。ビジネスモデルとしては、ある意味最強だなあ、と。

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このページは、不破雷蔵が2018年10月28日 07:24に書いた記事です。

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