Amazon Goの体験レポートを見て

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日本でも浸透し始めている自動レジからさらに未来的な、鉄道駅の自動改札のような雰囲気で会計ができるコンビニ的なハイテクショップ、Amazon Go。以前も書いたけど、お客の利便性を最大限に求めた結果としての様式って話であり、確かに魅力を覚えるのだけど、実際はどうなんだろうということで、ツイッターのタイムラインを見ていたら、利用レポート的なものがあったので、覚え書きとして。

個人的な第一印象は、コンビニと100均ショップの融合体みたいな。アメリカのスーパーもこんな感じで、これがオーソドックスなタイプなのかしら。


陳列とかパッケージデザインはノウハウやら経験の問題だから、これから改善されていく......はず。むしろ気になったのは、店の前の環境がよいということ。これって立地条件によるものなのか、店側が排除しているのか、それともAmazon Goの仕組みでそういう人達が立ち寄っても意味がないという判断が生じて近寄っていないだけなのか。結果はともかく理由が気になる。理由が分かれば、あるいは他のコンビニも追随できるかもしれないから。


興味深いのはこの指摘。ボストンダイナミックス社のロボットラマみたいなのが店内を徘徊して商品の交換をしているわけでは無く、棚卸的な作業は人任せ。この部分は既存のコンビニと変わらない。つまり人件費に大きな差は生じていない(レジ打ちの人は不要になるけど)。他方、無人レジの運用コストまで併せ考えると、店全体としての運用費にはそれほど大きな差は出てこないのではないかな、と。

正直なところ、Amazon Goもこのままのスタイルを大展開するのではなく、実証実験店舗として色々とやっているということなのだろう。客の利便性、運用コスト、将来の拡張性などを試して最適解を探し、それを広げて行ったりビジネスモデルとして他社に売るという感じなのかな、と。

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このページは、不破雷蔵が2018年10月25日 07:13に書いた記事です。

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