就活ルール、2021年春入社組以降は廃止へ

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経団連は9日の会長・副会長会議で、現在大学2年生である2021年春入社以降の新卒者を対象とする就職・採用活動のルールを策定しないことを正式に決めた。1953年に始まった「就職協定」以来の就職・採用活動の「目安」はいったん廃止。政府主導で新たな方式作りを行う。政府は21年春入社については現行ルールを維持する方針だ。

要はこれまで自主規制的に行われていた、就職採用活動開始の解禁日に関して、2021年春入社組以降は特に規制を設けないとする決定。法的な縛りは元々なく、さらに外資系企業などには規制も何もあったものではないので、正直者が莫迦を見る状態であるとの指摘も多々見受けられていただけに、歓迎する声は少なからず。

むしろ通年採用ができるので、スペシャル嬉しいとの話もある。また中途採用も促進されるのではとの指摘もあり、不遇だった世代を救うカギとなるかもしれない。

他方記事にもある通り、学生と企業双方の就活時期が前倒しになるため(いわゆる青田刈りとかね)、学業そのものがおろそかになりかねない、大学がこれまで以上に単なる就職活動の準備組織的なポジションと化してしまうという懸念もある。早々に内定が決まったあとの実就職までの期間が長くなるので、企業側はつなぎとめておくためのコストが増してしまうとの話もある。前世紀から色々と問題は多々あり、現状では環境が大きく変化しているのだから、本当の意味での有識者を集めて早急にルール作成を(必要ならば)作る必要があるんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2018年10月10日 06:53に書いた記事です。

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