年度末に襲い掛かるマーフィーの法則

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世の中は計画通りにいくことは滅多に無く、何らかのイレギュラーなアクシデントに遭遇して予定がずれ込んだり変更を余儀なくされてしまう。そういう経験を持つ人は多いはず。ダイヤを調整してこの乗り継ぎならぎりぎり間に合うかなと思っていたら、突然電車が遅れたり運行を停止したりなどで遅刻してしまう、とかね。

で、遅刻ぐらいならまだしも、卒論が間に合わないような状況ってのはシャレにならない。漫画家先生の締切同様、タイトなスケジュールを組んで「どうにかなるはずだ」という考えは捨て、余裕をもって進めるべきだ。何が起きるか分からないのだから......というアドバイスは非常に的を射ている。

無論挙げられたトラブルがすべて一度に起きることは考えにくいけど、一つ二つなら結構ありうる。いわゆる生存者バイアスってことで、実際にトラブルに遭遇した人の話ばかり伝わっているというのもあるけど、タイトなスケジュールの中では色々と行動する機会も高頻度なものとなるので、必然的にトラブルにも遭遇しやすくなるってのも一因ではある。1日1回サイコロを振っていた日常生活だったのに、1時間おきにサイコロを振るようになれば、1日において6が出る可能性はグンと跳ね上がるという次第。パソコンが壊れる云々に限っても、締切が近づくころには稼働率は上がるし無理もしがちだから、トラブルと遭遇する可能性も上がって当然ではある。


資料を求めて図書館に足を運ぶ機会も多くなるけど、年度末には皆が皆同じ考えをするわけだから、トラブルも多くなるのは当然。夕食前にはスーパーが混んで時間がかかるし品切れしている商品も多くなるってのと同じ。

余裕を持った行動とか、何かアクシデントが生じることを前提としたスケジュールってのは、何も無かった時にはなんか勿体なさを覚える時もあるのだけど、「トラブってもまだ予備時間がある」という安心を持った上で行動ができるし、本当にトラブルに遭遇した時には当然損失を最小限に抑えられる。余裕のあるスケジュールは保険をかけているのと同じようなものなのだな。

まぁ、そういうスケジュールを組むことができるのなら、そもそもマーフィーの法則的なものに遭遇する機会も無いのだろうけど。

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このページは、不破雷蔵が2018年9月20日 07:29に書いた記事です。

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