インターネット投票の問題点

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某党の身内での選挙で、民間企業のサービスを利用した投票が行われるとのお話で。公的なモノじゃないから別にどうだっていいじゃんという感じもするんだけど、発信している側が公的なものにもどんどん使おうぜ的な雰囲気をかもしているので、それへのツッコミのお話を引用する形で。

多少株主構成は変わっているけど、LINEの株主の多分が日本国外企業や日本以外の人であるために、情報流出のリスク云々ってのは否定できない。本社が日本にあっても、株主の意見は非常に強い。違法で無ければ問題は無いということになる。

それは賛否両論があるのだろうけど、それ以外の問題指摘は非常に重要。民間企業である以上、どれほど公明正大さを自称していても中立性の担保が無い。中立性を破るようなことをしても、どれだけの罰則が生じるか。大手新聞社が日々偏向虚言記事を掲載して、どれだけ責任を取っているのかを思い返せば、そのリスクは容易に理解できるはず。

そして携帯電話での投票となると、当事者自身が入力したか否かを確証づけるものが無い。よくSF映画などで、指紋認証の鍵を作ったら指に液剤を塗られて指紋をコピーされたり、指そのものを切り取って使われたりという話が出てくるけど、それと同じような感じではある。指摘もされているけど、海外のネット投票におけるセキュリティやら認証の仕組みを調べてみることをお薦めしたい。

まぁ、ダメな視点での事例としては役立つことに違いは無い。


何より問題なのは指摘されている通り、投票を色々とコントロールできること。これはインターネットにおけるコミュニケーションの難しさを考えれば容易に理解はできるはず。

あと、指摘はされていないけど、投票結果そのものをいじることも容易だよね、というのもある。いじったところで誰がそれをとがめるのか、責をとらせるのかってのがある。

選挙実施後の顛末も併せ、リスク洗い出しのために、色々と参考になるお話には違いない。実証実験ともいうべきかな。

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このページは、不破雷蔵が2018年8月22日 07:51に書いた記事です。

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