過去の経験のメリットとデメリット

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いわゆる老が、もといロートル問題とか、環境が今とは異なる昔における成功経験を引きずったまま今でもそれを繰り返そうとして弊害を生み出している今の経済界の一部の方々の話とも共通すること......というかこれが恐らくは原点なのだろうな。

人が学習し知識を蓄積してそれを活かす能力を持っている以上、過去の経験値はとても大切で、人が持つ優れたノウハウに違いない。明日には今日まで学んできたことをすべて忘れて経験もどこかに飛んでしまったら、動物未満の生活しか出来なくなる。経験を持ち、それを活かすことで失敗を回避できるし遠回りもせずに済む。さらに先人の経験をいただいて、ショートカットをすることすら可能となる。

一方でその経験が逆に足かせとなったり弊害になることもある。似たような経験を同一視してしまいチャレンジ精神をしぼませたり、前進するモチベーションを吸い取ってしまう。たとえまったく同じようなことだったとしても、昔と環境が違うのならば、何か新しい知見が得られるかもしれない。けどその可能性を否定してしまう。そりゃ結果として非効率的なものを避けることができたということになるのかもしれないけど。

経験があると自分の中で結論を勝手に出してしまい、トライが出来なくなるとの意見もあった。確かにその通り。それは効率化という観点では正しいのだろうけど、その効率化で失われてしまう機会がある。新しい物事にチャレンジするような立場では、特にこのような事例はよく考えおきたいものだ。

「経験の上では同じようなものだから、再度やる必要は無い」「もう似たような結論出てるし、自分がわざわざやることも無いのでは」というのは、多分に情報のアップデートが行われていないための誤判断だという場合もある。自分がかつてやった時の環境では上手く行かなかったけど、再度やろうとしている今は、周辺環境は大きく変化している。環境が変わっているのに、昔の状態での結論をそのまま適用して判断してよいのか否か。

結局は社会全体にアンテナを張り、常に情報のアップデートをすることは欠かせない。Windows95では不可能だったことも、Windows10でなら出来るかもしれない。95で出来なかったから10でも出来ないはずなので止めたってのは、なんか間違っているよね、という気はする。それと同じじゃないかな、と。

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このページは、不破雷蔵が2018年7月12日 07:13に書いた記事です。

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