ワクチン問題と朝日新聞の品質と

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先日第一報を該当の朝日新聞記事で見た時には猛烈な違和感があったのだけど、また朝日かということで中身は見ずにスルー。で、色々と指摘がされているのを確認し、その違和感が確証となったという次第。タイトルと実態がまった真逆に読めるってのはどういうことだ。

文字数云々以前の問題で、記者の勘違いやら意図的な錯誤誘導のものやらはともかく、これが編集・校正チェックを通ってしまうのはどういうことだろう......ってこれ、ウェブの限りでは無記名記事なんだよねえ。

誤解釈を広めるように意図的にこの題名にしたのか、それとも何も他意が無くこうなったのか。前者なら朝日新聞の正体見たりだし、後者なら報道としての質がここまで劣化している証ではある。文章量の問題からタイトルが簡易的なものになるのは仕方が無い。しかしながらその中でも、本旨と意図が違えるもの、ましてや事実から外れた誤解釈を与えるものは、記事として失格。あるいはイエロージャーナリズムの如く「目を引きつけるから」との理由でなら、最低というまでの話。

ウェブ系の記事では特に「目を留めてもらえるように、印象深いタイトルを」とのお話が多々ある。けれど、事実から違えた内容を書いてよいという免罪符にはならないのだよね。


今件は題名が誤解釈どころか真逆の解釈の方が真っ当にできてしまうので、混乱させ引きつける云々のレベルを超えているのだけど。そして本文もよく読むと、さらに題名があのような形になった真意がすけて見えるのだけど。新聞社の品質とか意図というのがどこまで奈落モードになっているのか、それがよく分かるお話ではある。無記名記事だから、朝日新聞全体の大意、本意という認識でいいのだろうし、ねえ。

そして少し前まであちこちで大声を上げていたファクトチェックに関わる組織とか関係方面は、相変わらずおダンマリではある。まぁ、そういうことなのだろう。

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このページは、不破雷蔵が2018年5月15日 07:36に書いた記事です。

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