時代は単品リッチ定食よりも幕の内弁当なのかも

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以前は「つまみ食い文化」的な表現をしたけれど、それではちょっとお下品な感もあるので、最近では「バイキング料理文化」とか「幕の内弁当文化」的な形に改めている件。選択肢が限定されていて数が少なかった時には、それを選ぶしか無かったので、目移りはし難く、単品に集中できた。でも情報化社会の到来で多様な選択肢が目の前に現れ、どれもこれも楽しめるとなると、単品のみを選んでいたのでは損をした気分になる。

音楽CDの売上云々ってのも似たようなもので、多数のアイドルが出てきて、しかも楽曲を蓄積できるとなれば、一つのものにこだわる必要は無くなる。よほど気に入ったものであれば話は別だけど。1のものしか知らなければその1に全力を投入できるけど、1から10の存在を知った時、相変わらず1だけに全力投入ができるだろうか。あるいは1よりも2がよかったとして、2だけに全力投入ができるか。牛肉しかない焼き肉なら牛肉だけを食べていればいいけど、色々な種類の肉や加工肉、野菜、更には珍しい料理が多様に用意されている焼き肉屋で、それでも牛肉の単種だけを食べ続けることができるかな、と。

いろんな選択肢が登場すれば、一つ辺りの投入リソースは減ってしまう。そのような幕の内弁当的な時代に、それでも単品の大型ハンバーグを用意しても、手をつけがたくなってしまう。大きさが逆にデメリットになる。カジュアルゲームが浸透しているのも、この辺りが一因かも。ボードゲームが廃れていった過程も似たようなところがあるのかも(時間がかかる、事前の準備が大変、複数人数が集まり、しかも情報の自然共有化が必要とか、色々とハードルが高い)。


無論、色々な環境の中で形成されている文化的な状況である以上、常に流動的ではあるし、日本と海外では状況が異なる......し、恐らくは日本と海外という仕切りでは無く、日本、米国、ヨーロッパ、的に国やエリア別の歴史に沿った違いがあるのだろう。

他方、トレンドに振り回されることなく、がっつりと腰を据えて維持し続けられるような、そんなサービスもあってもいいかなとは思う。無論周辺環境に合わせて手を加えていく必要はあるのだろうけど。

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このページは、不破雷蔵が2018年5月 4日 07:20に書いた記事です。

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