世の中の動きがスピーディーになるのなら自分もそれに合わせたスピード感が必要

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当方もOSのアップデートが必要だとかセキュリティソフトは常に最新のバージョンにしておかねばならないよね、という感じの例えを使っている、世の中の動きとそれに合わせた挙動の話。昔の10年間の動きと、今の10年間との間では、世の中の変化は加速度的なレベルで違いを見せる。この10年間に携帯用情報端末の動きってどれほど変わったか、それが例えば1970年から1980年の間と比べたら、どこまでスピード感に差があるか。腰が抜けるほど。いや、1970年から1980年の間っていわれても、その頃の携帯用情報端末って何があったのだろうかってことになってしまうのだけど。トランシーバーかな。

日常生活を支えるさまざまな機器や仕組みが変わると共に、道徳観やら常識も変化を遂げている。もっとも、道徳とか常識ってのは不特定多数が抱く共通認識の部分が多いので、「変化」という表現を用いて良いのかどうかちょっと迷うけど。少し前のが全部だめ、最新のが全部よいってわけでもない。この辺りはOSとかセキュリティソフトの話とはちょいと違ってくるかな(例えば言葉の持つ意味とか、慣用句を正しいとするか否かって問題とかね)。

世の中のスピード感が加速している状態なので、昔のように年をとっても「ちょいと考えが古いかも」で通用はしなくなっているのが実情。人は長生きをするようになったし、周囲の動きもスピードアップ。一生日々是修行って感じで、どれほど年をとったとしても、経験則を活かしながら周辺の変化に合わせてアップデートをしなきゃいけない。

「若い時に学んだことの大半は今役に立たない」と表現しているけど、これはちょいと語弊がある。今は昔からの積み重ねで存在しているのだから、そのプロセスをしっかりと習得した上で、今を知る必要がある。昔のお金、寛永通宝や和同開珎を出して買い物をしようとしてもダメだよ、という感じかな。「昔は使えたんだから、今でも使っていいだろ」ってしちゃいけなくて「昔はこれが使えていたんだな」と知った上で保存したりコレクターに売って換金するというところ。

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このページは、不破雷蔵が2018年4月26日 06:06に書いた記事です。

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